るれ論

レビューとかその他適当に

廉価万年筆を快適に使うために

廉価万年筆の弱点って、個体差が大きいことだと思うんですよ。

そこで…自分でペン先調整しようと思い立つわけです。

用意するのは
3М|3M™ ラッピングフィルムシート|MRO|研磨材製品|製品とサービス
→貴金属などに使う研磨シートです。
これの
#10000(深緑)
#4000(桃色)
の二種類。
これだけです。   

モノの本(趣味の文具箱Vol8)
には自分での調整の仕方がほんの少しだけ乗ってますが大して参考にならないので購入の必要はまあないはず(私は買いましたが)。
興味があればぜひ。単純に万年筆が美しいです。
Amazon.co.jp: 趣味の文具箱8 (エイムック 1421): 本

それから、ペン先の仕組みの参考としては
趣味の文具箱Vol.11
Amazon.co.jp: 趣味の文具箱11 (エイムック 1579): 趣味の文具箱編集部: 本
が参考になります。

サイトや本ではルーペの購入も推奨されていますが、実際あまり見ることはないのでいらないと思います。
そんなに高価ではないので買ってもまあ、いいとは思いますが。
ちなみに私は購入したものの全然使ってません。

調整方法

肝心の方法ですが、
①ラッピングフィルムの上で8の字を書く
②ペンポイント(ペン先)の切り込みにフィルムを挟んでインクの出をよくする
③磨いて平らになったことで引っかかりが起きないようにペン先の角を少し丸くなるように削る
おしまい。

まあさすがにおおざっぱなので…
①について
8の字に書くのは、そうするとペン先全体が均一に磨かれるからです。
ちなみにいつも自分が書いている角度で磨かないと逆にインクの出が悪くなります。
ちなみに、インクが入ったまま磨いてまったく問題ありません。
②について
切り込みの部分(スリット)からインクが補充されるので、この隙間を広くすればインクが出やすくなります。
ゆえに削りすぎは厳禁です。
逆に、廉価万年筆はこの部分になにか詰まっている…みたいなことも多いので、
この調整でものすごく使いやすくなったりもします。
当然ですが磨ける面は片面なのでスリットの両側を磨いてくださいね


以上です!!!!めっちゃ簡単だしフィルム代安いし!!!!
廉価万年筆ならもし失敗しても心の傷は浅くて済みます()
というか、愛着がわきます!!



ちなみ詳しくはzakkicho2.blog.so-net.ne.jp
の記事の中ほどの部分が参考になります。図解されてるのでわかりやすい。

廉価万年筆のススメ

きっかけ

今までずっとボールペンを使っていたのですが、
ふと周りに万年筆ユーザーが多いことに気付く。
聞けば、万年筆の方が圧倒的に手が疲れないので買った、とのこと。

「ボールペンの方がグリップとかあるし楽でしょ」
みたいな思い込みがあったのですが、あまりにみんなが口を揃えるので買ってみることに。
これが試験初日のお話です。
ちなみに初日は2時間書きっぱなしの試験が2科目くらいあったので手首と指が痛くて割と辛かった…。

万年筆とボールペン

両者の違いは何か。
ボールペンは90度近くに立てて使う文房具。ペン先のボールチップに圧力を加えることで書くものですね。
したがって書くときに筆圧をかける必要があります。
一方、万年筆は重力と毛細管現象を使って書く文房具です。紙とペン先が接着することで引き出されたインクの分、空気を取り入れて書くものです。
したがって角度はあまり関係ありません。60度くらいがよいというのが一般的なようですがこれも好みみたいです。
そして、重力を使うので筆圧をかける必要がありません。
上記の違いによって、冒頭の「疲れやすさ」に影響があるようです。

はじめての万年筆

万年筆を買うことに決めたものの、気に入るかわからないし、最初から万単位の金額を出すのは勇気が要る。
ということで廉価万年筆を購入することに。
最寄りの文房具店で見つけたのが以下のもの。
・PILOT kakuno
ペリカン ツイスト
ツイストはなんとなく見た目のチープさにやられて買えなかった…。
国産のがよかったというのも大いにあります。
余談ですが日本は漢字文化なので外国製品と同じ太さの表記でも、より細い線が書けるんですよね。
ということでカクノを購入して帰りました。

万年筆 カクノ | 筆記具 | 万年筆 | 万年筆 | 製品情報 | PILOT
価格は1000円くらい。F(細字)にしました。
子供向けな部分もあるようですが大人にも良し。
【はじめの1本にオススメ!】人気の万年筆【kakuno(カクノ)】の特徴と口コミ - NAVER まとめ

使ってみて

結論から言えば、あまりの使いやすさに衝撃を受けました。
3時間くらい書きっぱなしだったのですが、全然手が痛くならない。
ただ、ボールペンと持ち方が異なるので、試験を受けながら持ち方の研究をする羽目にw

廉価万年筆あれこれ

と、いうことで、万年筆。
気に入ってしまったので、沼にはまる決意をしました。
しかしまだ高いのは買いたくない。ので、廉価万年筆を集めてみることに。
買ったのは以下のモノ。
・sailor ハイエースネオ(F)
Amazon.co.jp: セーラー万年筆 ハイエース ネオ スケルトン 細字(F): 文房具・オフィス用品
・プラチナ プレピー 0.3/0.2
Amazon.co.jp: プラチナ萬年筆 万年筆プレピー ブラック PPQ-200 1-2: 文房具・オフィス用品

もう少しいろいろ試すべきなのかもですが、とりあえずこれらについてどう思ったかを述べます。

①コストパフォーマンス
これでいえば、断然プレピーがおすすめ。
とりあえず本体価格が安すぎる。極細でも300円で買えます。
書き味も、割とボールペンに近いので入りやすい気がします。
ただ、若干紙に引っかかる印象。書き方の問題かもしれませんが。

②デザイン
見た目のかっこよさはセーラーですよね。見たまんま。
セーラーも若干カリカリした書き味の印象。
ただ、私の購入したものはペン先が若干はずれっぽい。インクの出がよくない。

③書きやすさ
上の3本で一番すべりがよかったのはカクノでした。文字をたくさん書くならこれがお勧め。
ただ、滑りやすいということは文字が崩れやすいということでもあります。
止めはね等しっかり書くなら他の2本の方がよさそうな感じ。

ということで、結論として、人に一本勧めるならプレピーかなと思います。
太さは、用途にもよりますが、0.2が書きやすいです。
体感でボールペンの0.4相当でしょうか。
ちなみにプレピー0.3はボールペンの0.5相当な感じでした。

最後に

私は職業柄?文字をたくさん書くので、なるべく書くことに対するストレスを減らしたい。
ということで、ペン先を研磨して滑りを良くすることを考えています。
これも研究したら備忘録的に書きたい。<9/20追記>
研磨したらセーラーの万年筆、めっちゃサラサラして書きやすい。
ただし、軸が細いので男の人には不向きかも。
それからプレピーは自分には0.3の方が合ってるみたいです。一応。